姿勢の悪さ・猫背・腰痛が気になり始めたら

年齢を重ねるごとに、わたしたちの体は、日々老化しています。ただ、その老化のスピードには個人差があり、
歳を取っても若く見える人もいれば、実際の年齢以上に老けて見える人もいます。
 
その差はどこから来るでしょうか？
 
肌年齢やシワ・シミの数、または白髪の割合など見た目年齢を左右する要素は、体の外側にはたくさんあります。また、代謝の低下など、
目に見えない「細胞の老化」に依る部分も大きいかもしれません。
 
しかし、より、その人が年齢以上に老けて見える要素として、「その人の関節の状態＝老化のスピードに大きく影響」と言われているんです。
 
特に「見た目年齢」に関しては、その影響がとても顕著です。
 

関節の状態が見た目年齡に大きく影響を

例えば、腰やひざ、首、ひじ、肩、足首、や指の関節、股関節などに痛みを感じるようになるとどうしても普段の生活動作を行うのに躊躇を感じるようになります。
 
立ったり、座ったり、歩いたり、体をひねったりする基本的な動作をしようとするたびに「また痛むかもしれない」という不安を感じて、「やっぱりやめておこう」とその動作自体をやめてしまうことが多くなるのです。
 
すると、当然ですが運動不足になって各箇所の筋肉が衰えます。筋肉が衰えれば、関節を痛める可能性はさらに高まるので、
さらに様々な動作をするのに躊躇を覚える、という悪循環にはまってしまうのです。
 
また、ちょっとした生活上の動作に痛みや不安を感じるようになると、自分で活動する範囲が狭まります。生活範囲や行動半径がどんどん狭くなり、精神的にも落ち込みがちになって、負のスパイラルに入ってしまいます。
 
痛みもあるので、精神的な余裕もなくなり、ちょっとしたことで周りに当たったり、投げやりな態度を取ったりするようになることもしばしば。
 
このような状態になると、立ったり歩いたりるする際の姿勢が悪くなるものです。
 
姿勢は人間状態の精神状態をよく表していて、例えばストレスを強く感じている人は背中が丸まり両肩が落ちてやや前方に肩が位置するようになります。つまり「猫背」ですが、胸を張って歩かずに、がっくりを肩を落としているためにこのような姿勢になります。
 
精神の状態に問題があると「姿勢の悪さ」という症状が出て来るわけです。
 
このように姿勢が悪くなり、精神的にも落ち込んだ状態になると見た目から「老けた感じ」を受けるようになるのです。逆に高齢であっても、関節の痛みがなくて姿勢が良く笑顔が輝いていたら
「見た目年齢」は実年齢よりも若くなるのです。
 

各箇所の関節痛は股関節から？

 腰やひざ、肩、ひじ、首など体のさまざまな場所の関節痛は、ここまで見てきたように見た目の老化スピードを速め、健康に悪い影響を与えます。
 
そして、実はこれらの痛み（特に腰、ひざ、足首の痛み）は、股関節の不調が原因となって起こっていることがよくあるそうです。
 
股関節は、太ももの付け根にある大きな関節で「体幹」つまり胴体と、両下肢を繋いでくれています。
 
骨の形を見ると、腰の中にある骨盤の両側に臼状のくぼみ（寛骨臼）が開いていて、そこに太ももの骨である大腿骨のてっぺんが飛び出ている、球状の骨頭がピタリと収まっています。大腿骨頭は丸い形をしているので前後左右あらゆる方向にぐるぐるとよく動く関節です。
 
骨盤の臼の部分と、球状の骨頭が接する部分にはそれぞれに柔らかで滑らかな軟骨が付いていて「潤滑油」の役目を果たしています。
 
そしてその周りをいくつもの筋肉や靭帯が取り囲み、強くお互いをつなぎ合わせているんです。
 
そしてさらに、太ももや下腹部を走るさまざまな筋肉が幾重にも股関節を取り囲み、そのすぐ近くを胴体から脚に伸びる大きな血管やリンパ管、神経などが通っています。
 

股関節は全体のバランスのキーポイント

 
このように股関節は非常に大きな関節で単体では人体で最も大きな関節です。
 
ではなぜ、この股関節がその他の関節の痛み、特に膝や腰、足首などの関節痛の原因となるのでしょう？それは股関節の位置に原因があります。
 
関節は胴体と両下肢を結ぶ結ぶ位置にあるため立とうとしたり歩こうとするとき、ちょうど「かなめ」になり、上体をまっすぐに立てるために「支点」になるのです。股関節に痛みや不具合があると、この「かなめ」あるいは「支点」が機能しなくなってしまいます。
 
すると、どうしても起立した時の体のバランスが歪みます。これは痛みを避けようとして意識的にゆがむのもありますし、痛みの自覚はなくても先天的な不具合があったりして無意識で歪んでいる場合があります。
 
そうして体のバランスが崩れると、私たちの体は腰やひざ、首などのその他の関節でその歪みを吸収しようとします。結果、腰やひざに強い負荷がかかるようになり、やがてその関節も痛むようになる、という理屈なのです。
 
腰やひざにトラブルが発生して痛みが生じた場合にも、多かれ少なかれ同じように全身のバランスを崩し、別の関節の痛みへとつながるケースも少なくないのです。
 
各所の関節痛による見た目の老化や、健康の悪化を防ぐためには特に股関節を傷めないように気をつけるのが大事、ということなのです。
 
まずは自分の体、股関節の柔らかさをを見直すところからはじめてみてくださいね。当店、出張マッサージミラクでは、お客様の９割が「施術に満足」と回答してくださっています。
 
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